2013年3月27日水曜日

「きてきての木」ワークショップのお知らせ


こんにちは!
今日は、3月31日(日)に行われる
ワークショップをお知らせします。
"きてきての木"に住んでいる不思議な生きものを、
自分の手のかたちを使ってつくります。


たとえば、、、



こ〜んなのとか、、、



わ、こんなのもいるよ!


さまざまな素材をきったり、まげたり、つなげたり
色とりどり、自由にかざりましょう。
できあがった生きものを、大きく写してみたり、
館内を一緒にお散歩したり、、、
さてさて、どんな生きものが出来上がるかな?

お子さんはもちろん、大人の方も、
手から手への一員として、ぜひ、
きてきての木に住む不思議な生きものをつくって
楽しんでいただけたらと思います。

担当するのは、出品作家のこちらの4名、

せっかくの機会なので、展覧会や作品のことなど、
どうぞ気軽にお声かけくださいね。
それでは、みなさまのご参加をお待ちしています!

(さかた)

きてきての木

「手から手へ展」出展作家によるワークショップⅠ

日 時3月31日(日)10:00~11:30
会 場安曇野ちひろ美術館 多目的ギャラリー
参加費無料(入館料別)  
申 込要事前予約(ちひろ美術館HP、TEL.0261-62-0772で受付中)        
講 師早川純子、坂田季代子、山福朱実、そのだえり ほか
対 象はさみが使える人 ※幼児は保護者といっしょにご参加ください。
定 員30名(要事前申し込み)
※同日午後にも来館者が参加できるワークショップも開催(予約不要)
※ 急な事情のため、そのだえりさんの参加はキャンセルとなりました。
楽しみにしていたみなさまには、大変申し訳ありませんが、
どうぞご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。(3/28更新)

手から手へ日本巡回展

安曇野展(現在開催中!) 安曇野ちひろ美術館
期 間:2013年3月1日(金)〜5月7日(火) 
休館日:第2・4 水曜日(3/6、3/20、4/10、4/24)
開 館:9:00〜17:00
入館料:大人 800円/高校生以下無料
日本展公式サイト:安曇野展、東京展特設ページ

上記ワークショップは終了いたしました。
ご報告は、また後日、お届けしたいと思います。
お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました!(4/2更新)

2013年3月18日月曜日

展示会場、またひとつ決まりました!

手から手へ展の日本巡回会場が、
またひとつ追加、決定しました!

会場は、日本新聞博物館
会期は、10月26日(土)〜12月23日(祝月)です。
現在までに会期の決まっている会場とあわせて、
お知らせいたします。

また、
このブログページの右側(のちょっと下の方、、、)に、
情報をまとめたリンクを作りました。
出品作家を知りたい! 図録を購入したい!という時は
ここをクリック、すると公式サイトの情報ページへ、
ビューンと飛べるようになっていますので、
どうぞ、使ってみてくださいね。


手から手へ日本巡回展

安曇野展(現在開催中!) 安曇野ちひろ美術館
期 間:2013年3月1日(金)〜5月7日(火) 
休館日:第2・4 水曜日(3/6、3/20、4/10、4/24)
開 館:9:00〜17:00
入館料:大人 800円/高校生以下無料
5月22日(水)〜8月4日(日)

島根展 平田本陣記念館 
8月24日(土)〜10月6日(日)

横浜展 日本新聞博物館 
10月26日(土)〜12月23日(祝月) 
2014年3月1日~5月11日


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手から手へ展にみなさんの手を!
手から手へ展は、みなさまからの
ご寄付、ご協賛をお願いしております。
詳しくは、こちらをご覧ください。

(手から手へ実行委員会)

2013年3月14日木曜日

手から手へ展のこれまで8


さて今日は、手から手へ展第4番目の土地、
オランダ・アムステルダム展をご紹介します。

会場を訪れた、翻訳家・野坂悦子さんの記事
「アムステルダムのオープニングについて」
日本公式サイトに掲載しています。
こちらもぜひ、合わせてお読みください。

わたしが選んだ上の一枚は、
Peter Uchnár (ペテル・ウフナール)さん(左)と
Alex de Wolf (アレックス・デ・ウォルフ)さん(右)の写真です。
展示作業中のお二人、まるで仲のいい兄弟みたいです。
アレックスさんは、日本でのワークショップでも大活躍の予定です!

さて、上のお二人に加え、
アムステルダム展には降矢奈々さんをはじめ、
Gitte Spee(ヒッテ・スペー)さん
Harriët van Reek(ハリエット・ヴァン・レーク)さん
Joke van Leeuwen(ヨーケ・ファン・レーウェン)さん
Tom Schoonooghe(トム・スコーンオーヘ)さんは、
お隣の国ベルギーから、列車と折りたたみ自転車で!
Wouter van Reek(ワウター・ヴァン・レーク)さんの奥様などなど、
たくさんのヨーロッパ展出品作家が集まりました。

写真の多くは、バルセロナから来てくれた
カメラマンの宗田育子さんが撮影してくれたものです。

それでは、
竹内秀策さんによる「バタフライダンス」と
紙芝居「二度と」も披露され、
オランダと日本が手をつないだアムステルダム展を、
どうぞゆっくりとご覧ください。

(さかた)


オランダ・アムステルダム編
2012年9月1日〜26日







































2013年3月11日月曜日

「想いの種」

2013年3月11日、
東日本大震災から、2年の時が過ぎました。
震災で犠牲となった多くの方々への、哀悼の気持ちとともに、
今日は、手から手へ展の図録に寄せられた広松由希子さん
「想いの種」全文をご紹介いたします。
この種が、いきいきとした芽をだすことを祈って。


「想いの種」 
 文:広松由希子 / Yukiko Hiromatsu

 スロバキアに住む絵本作家、降矢奈々さんの呼びかけから始まっ

た「手から手へ展」が、10か月かけてヨーロッパ5か国を巡回し、

ついに日本へやってくる。日本巡回にあたって、さらに国内作家を

中心に声かけしたところ、趣旨に賛同し参加する絵本作家はヨー

ロッパ展の倍近い7か国、110人にふくらんだ。

 日本展の副題は、「絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッ

セージ」。震災直後から、日本では被災地支援のチャリティー展な

どが各地で行われてきたが、この展示は、チャリティーが第一義に

あるのではない。最終的に作品の売上金は全額被災地に寄付される

が、まずは多くの人に展示を見て、立ち止まって、感じてほしい。

そして、ひとりひとりが考えたことを、できれば身近な人、大切

な人たちに伝えてほしい。

 確固としたキュレーションはない。根っこはつながっていると

しても、メッセージはそれぞれの絵本作家の自由な表現のなかに

託されている。確かなことは、同じ星の上の作家たちが、3.11

後、同じ時代の空気を吸っている人たちに向けて、ここにメッセ

ージを送っているということ。


 もうすぐ2年。 収拾のつかない人災、終息しない被災を抱えた

まま、 私たちは日常を送り始めている。 だが、身近で、ささや

かで、子どもたちの日常に寄り添い、 心に ゆっくり根を下ろす

「絵本」というものに取り組んできた大人たちは、考えずにはい

られなかったはずだ。

 この災害をどのように子どもたちに伝え、被災した子どもにど

う寄り添っていけるのか。放射線に脅かされ、ひしひしと平和も

危ぶまれる情勢にあって、これからの日本の絵本は、どんな希望

を読者に語っていけるのか。希望とは、痛みを忘れて、むやみに

前向きになることではない。空疎な安心や安全ではなく、本当に

語るべきことばを探りたい。多くの作り手たちは、それぞれの方

法を模索しながら、自身の表現と真摯に向き合い続けている。ど

んな時代にあっても、絵本は「希望」を伝えるものだから。

 そして絵本には、大きな「想像する力」がある。10年後、50年

後、100年後の子どもたちが暮らす世界を想像し、 考え、今なに

を手渡していくのか選びたい。子どもの未来を明るいほうへ変えて

いくこと。それは政府が悪い、企業が悪いと責めれば済むような単

純なものではなく、ひとりずつが想像を怠らず、内から変わらなく

てはならないと実感している。この絵本作家たちの展覧会には、想

像するための、気づきの種がちりばめられている。


 展示を運営するのもまた、それぞれが仕事を抱えた子どもの

本の作家、翻訳家、編集者、書店員などのボランティアである。

手から手へチラシを渡し、口から口へ趣旨を伝え、たくさんの

人たちが協力の手を差し伸べてくれたから、この展示は実現す

る。ブラチスラバのBIBIANAやボローニャ・チルドレンズ・ブッ

クフェアの事務局をはじめ 、日本の出版社や印刷所、 美術館、

ギャラリー、 絵本が好きで 活動に賛同してくれた多くの人の手

に支えられて動き出す。そして各展示会場で、その周りで、手か

ら手へ、更に動きが広がっていくことを願っている。




FROM HAND TO HAND 
手から手へ 絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ 
日本巡回展 新図録 より

2013年3月10日日曜日

日曜美術館で紹介されます!

「手から手へ展」が、NHK日曜美術館
アートシーンで紹介されることになりました。

放送は、3月10日(日)か、
安曇野展の会期中の予定です。
放送時間は、日曜9〜10時、
再放送は、翌週日曜の夜8〜9時です。

ぜひ、ご覧ください!

安曇野ちひろ美術館
 FROM HAND TO HAND  手から手へ展
  絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ』
期 間:2013年3月1日(金)〜5月7日(火)
休館日:第2・4 水曜日(3/6、3/20、4/10、4/24)
開 館:9:00〜17:00
入館料:大人 800円/高校生以下無料

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手から手へ展にみなさんの手を!
手から手へ展は、みなさまからの
ご寄付、ご協賛をお願いしております。
詳しくは、こちらをご覧ください。

(手から手へ実行委員会)

2013年3月8日金曜日

手から手へ展のこれまで7


昨年9月にスタートしたこのブログでは、
"手から手へ展のこれまで"として、
第1回イタリア・ボローニャ展、
第2回スロヴァキア・ブラティスラヴァ展、
第5回デンマーク・コペンハーゲン展
の様子をご紹介してきました。

が、、、じつはまだ
ご紹介できていない展示が二つあるのです。

第3回のポーランド・ワルシャワ展と、
第4回のオランダ・アムステルダム展です。

今日は遅ればせながら、
たくさんの作家も駆けつけて盛り上がった
ワルシャワ展とアムステルダム展を、2回続けて、
ぜひ、みなさまにお届けしたいと思います。
日本巡回展もはじまり、ちょっと駆け足ですが、
どうぞよろしくお願いします。

それではまず、上の写真から。
ポーランド・ワルシャワ展の1枚です。
オープニング後の打上げの写真から選びました。
みなさん、すごーくいい笑顔!です。

ワルシャワには、
出品作家のPeter Sojka (ペテル・ソイカ)さんと、
石田菜々子さんが駆けつけてくれました。

オープニングの当日には、
なんと突如のストライキに遭遇、、、
大半のギャラリーが臨時休業に!、、、そんな中、
会場となったスロヴァキアン・インスティテュートのみなさんは
手から手へ展のために、予定通り開場してくださったそうです。

それでは、
テーブルには、ワインとパイが並べられ、
アクシデントにもめげることなく開幕したワルシャワ展、
ポーランドの美しい風景とともに、どうぞお楽しみください。

(さかた)

ポーランド・ワルシャワ編
2012年5月24日〜6月30日
会場:Slovakian Institut Warsaw

























ポーランド・ワルシャワ番外編